投資と投機について
一般投資家の方は投資というものを間違って認識していることがあります。
投資というものは本来資金が確実に積み重なっていくものが投資です。
投機とはリスクを市場に抱えて取引をするもので、ギャンブルに近いものです。
一般的な個人投資家の方は投資ではなく、投機をしている方がほとんどだと思います。
通常は短期間で稼げる手法や短期間で急上昇するなどの情報を選ぶでしょう。
しかしリスク管理がしっかりしていたとしても、短期間で何度も回すことは投資ではなく、投機になります。
もちろん全て個人の自由ですが、将来資金を失っても良いと思う人は誰もいないと思います。
例えば毎年必ず10%の利益が可能な手法があったとしても、多くの方は見向きもしないでしょう。
おそらくほとんどの方は月利100%や短期間で3倍などの情報に傾いてしまいます。
この高利回りを選ぶという事は投資ではなく、投機になります。
過去に私の好きなテレビ番組でマネーの虎という番組がありました。
そこの虎と呼ばれる社長たちが一般人に出資するという番組です。
個性の強い社長が多く、特に謙虚ライオンこと小林敬社長は面白かったです。
番組終了から10年以上が経過しましたが、現在社長たちの半分は破産または借金を持っているようです。
ここで私が話したいことは、ビジネスでも事業をより広げることは投資ではなく投機になるという事です。
事業を拡大することは利益チャンスでもありますが、リスクの危険性もあるのです。
うまくいって大儲けすることもあるでしょうが、10年たって資金を全て失っては意味がありません。
話を投資に戻しますが、将来でのことではなく今の利益に執着することは問題はありませんが、利益を追求し過ぎるという事は、将来資金を全て失っている可能性もあるという事を忘れないでください。
まさに投機とは諸刃の剣なのです。
私は投資で重要なことは、少なくても良いので毎年確実に利益が積み上がっていくことが大切だと思っています。
そして生きている限りずっと安定することこそが投資の本質だと思います。
年率10%でも安定して出すことが出来れば、将来的に大きな資産を作ることも出来ます。
時間をかければ誰もが将来お金持ちになることが出来ます。
もし今投機を行っている方は、将来のために今一度考え直して見てはいかがでしょうか。